自主グループへようこそ!

臨床音楽セラピスト養成科の在籍者が集まる自主グループです。現在、3つのグループが定期的に活動しています。


「音楽心理療法士ワーキンググループ」

 

 

ワーキンググループ(WG=working group、Arbeitsgruppe)とは、クライアントとの音楽療法セッションの中で起こる出来事について、同じような経験をもつ仲間同士で検討し、知識や情報を共有しながら互いに成長を続ける集いです。「教える-教えてもらう」という関係ではなく、それぞれの悩みや課題を、別の現場で働くメンバーと分かち合い、よりよいセッションができるような方向性や解決策を見つけていきます。

 

現在、2つのWGメンバーが、月1回定期的に集まっています。

 

 

1. 脳機能障害や発達障害のためのワーキンググループ

  楽器を投げ出す子どもと、”普通”になってほしいお母さん。子どもが発しているメッセージは何だろうか?

  目に見える行動だけでは本当のところは把握できない。共にいることの中で初めて人は自己を認識し、そして外に目を向け始める。

 

2. 精神医療と音楽療法をつなぐワーキンググループ

 「病むのは、心でもなく脳でもなく”人”である」(by ある精神科医)

  クライアントもセラピストも平等の立場で、お互いが一人の人として存在すること、そして出会うこと。


「こどものこころの世界研究会」

子どもを対象としたサイコダイナミックアプローチを研究する会です。ドイツに先行モデルがあり、日本での適用も検証します。
日本の学校システムは、自分のことばを話すことを学べない場所になっています。社会的な制限ある枠組みに適応することが最優先になっており、そのため自分のこころを本音と建て前に分割したり、解離してもいい状況になっているのではないか。また、子どもたちには、”大人”と本当の対話をした経験がないのかもしれない。こうした課題に着目しながら、愛着と関係性のアプローチを研究する会です。
子どもと関わる関係者が隔週で集まっています。

「いのちについて考える音楽療法の会」

 

死というテーマはいまだにタブーなのだろうか。ターミナルケアや看取りの現場で死と向き合う介護職員や音楽療法士は、そこで何を見て、何を感じているのだろうか。
開催日:2024年3月30日(土)14:00~16:00